生活に不可欠なダイヤモンド工具を世界中に売り込みたい

  1. 今の仕事内容
    海外のお客様に商社とアプローチ

    私は現在、韓国エリアの担当をしています。韓国国内の半導体やガラス、超硬工具、自動車メーカーという幅広い業界を相手にしていて、月に1~2週間くらい韓国へ出張しています。出張時には、お客様の工場で試作品のテストを実施し、テスト結果から今後の課題や改善点を技術部門にフィードバックする作業を繰り返しています。お客様のご要望通りに製品が仕上がり、納品出来た時は嬉しいですね。海外では、現地の商社とともに営業活動を行います。商社の存在は、お客様とは異なり、共に仕事を進める良きパートナーです。私が初めて韓国に出張したとき、商社の担当者が韓国ならではの挨拶の仕方や酒席でのマナーに始まり、商習慣の違い等も教えて下さり、本当にありがたいと思いました。ビジネスを成立させるには、お客様だけではなく、商社のようなパートナーと良好な人間関係を築く事も大切ですね。

  2. 入社して感じたこと
    社内の協力体制のありがたさ

    「海外営業部」と聞くと、颯爽と空港を歩くスマートな姿を想像されるかもしれませんが、意外と地道な「泥臭い仕事」でもあります。20㎏の製品をスーツケースに詰め、韓国の工業団地を歩き廻ったり、日帰りで韓国へ出張したりした経験もあります。大変なことも多いですが、出張先でお客様に向き合い、商談に臨めるのは、 親身に相談に応じてくれる部署の先輩方や、技術面でサポートしてくれる工場の方達のおかげです。社内の多くの人から支えられている実感が、仕事へのモチベーションにもつながっています。また、仕事で関わった先輩が、プライベートでスポーツ観戦や食事に誘ってくれることもあり、公私に渡り面倒を見ていただいていることが嬉しいです。

  3. グローバルに働く意識
    自分のものさしに固執せず、時には自分を俯瞰して

    海外で仕事をすると、日本の常識や基準が絶対ではないということを、改めて思い知らされます。今まで私が当たり前と思っていたことは、相手にとっても同様とは限りません。例えば、日本人同士ならはっきり否定の意思を示さずとも阿吽の呼吸で通じますが、外国人が相手では、あいまいさは誤解を招く元となる場合もあります。文化や国民性の違いから生じる価値観の多様性を知ると、時には自分のものさしを捨て、客観視する姿勢が必要と気付きました。自分の意見はしっかりと伝えたうえで、相手を理解しようとする気持ちで接することを心掛けています。世界には、未開拓な市場はまだまだたくさんあります。世界のものづくり産業の発展に貢献できるように、世界中に自社製品を広めていきたいと思います。

学生にメッセージ
納得のいくまでとことん話を聞いてみよう

まずは、働く上で「自分が何を実現したいか」明確にすることですね。次に、興味のある会社で実際に働いている人の生の声を聞くこと。私は大学のOB、キャリアセンター等あらゆる手段を駆使し、様々な業界の方に会い、何度もお話を伺う機会を持ちました。振り返ってみれば、それが最も有益な企業研究で、結果的に希望通りの会社選びができました。リアルな話を直接聞くように自分から積極的に動けば、きっとホームページから伝わる以上の情報が得られると思いますよ。

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