「会社や仕事について本音でトークをしよう!」
―― そんなテーマのもと、とある焼肉屋に6人の社員が集まりました。
旭ダイヤのリアルな雰囲気や人間関係をご紹介します。
営業と一緒にお客様のもとへ訪問し、技術面についてのお話をするなど、営業技術を担う。工場と営業との調節役でもある。新卒の面接など採用業務にも携わる。

韓国を担当し、上司と共に営業活動を展開中。半導体業界や自動車業界など幅広い顧客にアプローチしている。

お客様からいただいた注文に対して、どういう砥石をつくるか企画・設計する仕事を担当。

台湾を担当し、現地の商社と共に営業活動を展開中。半導体業界などを中心にアプローチしている。

メタル製造における生産性の向上や、安定した品質の実現などを考え、管理する仕事を担当。

担当はメタルの企画。A.Sさん同様、どういうメタルをつくるか企画設計を行っている。

※2016年2月現在の所属先
―― お仕事終わりに集まっていただき、ありがとうございます。本日は焼肉を食べてリラックスしつつ、旭ダイヤについてざっくばらんに語っていただきたいと思います。まずは、皆さんが今どんなお仕事をしているのか教えてください。
私は営業と一緒にお客様のもとへ訪問し技術面に関してお話しをする、いわば営業技術のポジションにいます。管理職として、部下に仕事を教えることも多いですね。
私は海外営業部に在籍し、台湾で営業活動をしています。お客様は半導体関係が多く、現地の商社とタッグを組んでアプローチしているところです。
同じく私も海外営業部です。担当は韓国。上司と共に、半導体業界から自動車業界まで幅広いメーカーに営業活動をしています。
私はお客様からいただいた注文に対し、どういう砥石をつくるか、企画・設計をする仕事を担当しています。
私はメタルの担当として、A.Sさんと同じく企画・設計に携わっています。
私はメタル製造の全般的な管理を担当しています。たとえば生産性の向上や安定した品質の実現を企画したり、現場で発生した問題を解決したりしています。
―― 現在、海外でご活躍されている方が2名いらっしゃいますね。
いえ、海外に関わる人はもっと多いんです。私も海外営業に同行しますし、A.Sさんは2016年4月から中国に転勤するんですよ。今、旭ダイヤはグローバル化を加速させているので、世界を舞台に活躍するチャンスがたくさんあります。A.Sさんには中国で思い切り頑張ってほしいですね。
エール、ありがとうございます!私はこれから上海の工場で製造の監督をすることになります。M.HさんとJ.Gさんは、以前から自分が海外で働くことを想像していましたか?
いえ、全く想像していませんでした(笑)。
私も同じですね。もともと宝飾営業部にいたんです。海外営業部に異動するまではあまり英語を使う場面は多く無かったです。
語学が堪能でなければ海外で活躍できない、ということではないんですね!
もちろん語学が身についていた方が良いと思います。現地の代理店や商社と一緒にお客様を訪問し、日々その国の言葉や英語を恥ずかしがらずに使っていくうちにだんだん上達していくので、何よりも伝える気持ちの方が大事だと思いますね。
私は今でも「もっと語学力があれば…」と感じる場面がたくさんあります(笑)。それでも、現地でお客様とコミュニケーションをとったからこそ知ることができた「海外のリアル」がたくさんある。日本のメディアが伝えている韓国と、実際の韓国には違いがあります。
海外で働くことで異文化コミュニケーションを体験でき、良い経験をさせてもらっているなと思います。
海外で営業するお二人にとって、仕事のやりがいは何ですか?
やっぱり受注できた時が嬉しいですね。韓国で旭ダイヤのシェアを拡大していけるところに、仕事の面白味があります。
私も受注した時は嬉しいですし、そこに到達するまでのプロセスにもやりがいを感じます。特にお客様とのコミュニケーションが上手くいった時や、気持ちが伝わった瞬間は何とも言えない喜びがありますね。サポートしてくれた技術部や工場、現地の代理店と一緒に盛り上がる事ができ、嬉しいですね。
―― A.Sさん、H.Kさん、A.Aさんは玉川工場でものづくりに携わっています。A.Uさんは工場と営業の調整役ともいえるお立場ですね。どんな時に仕事のやりがいを感じますか。
砥石を企画・設計するうえで難しいのは、お客様の要求以上のものを提供することなんです。新規のお客様は、これまで旭ダイヤの競合メーカーから砥石を買い、使っている。つまりその競合メーカーと同じレベルのものを提案しているようでは、旭ダイヤを採用してくれません。
お客様の求めているレベルは非常に高いですよね。
そうなんです。また、新規のお客様にはテスト品をお渡しするのですが、テスト品の種類は無数にあります。そのなかからどういう砥石にするか、自分で決めていくところが難しい。この状況下でお客様に満足いただける品質をいかに実現していくか。そこに企画のやりがいを感じますね。
そうそう、だからこの仕事は決して飽きない。私たちが扱っている製品は一つひとつが違います。宿題だらけで、考えなければならない課題が常にある。それは大変なことですが、日々前に進まなくてはならない環境ともいえるので、マンネリ化することがありません。毎日が刺激的なんですよね。現場のみんなと宿題に取り組んで、一緒にクリアしていく達成感を味わえることもやりがいです。
新規のご注文で一から設計して、方向性を設定して、テスト品を大急ぎでつくって…。納期までに仕上げるにはどうしたらいいか、現場と話し合いながら取り組んでいます。皆と協力して乗り越え、納期通りに仕上がった時、一番「やったー!」って思いますね。その後に正式なご発注をいただき、「旭ダイヤさんの対応が良かったから、またリピートでお願いします」と言われたら、頑張って良かったなと感じます。A.Uさんはいかがですか?
私は実際にものをつくるポジションでもなく、営業でもなく、最近は管理者としての仕事が増えています。私が仕事を教えた部下や後輩が一人前の働きをし、成果を出してくれることが最近のやりがいですね。この場にいる全員と一緒に仕事をしたことがありますが、成長した皆の姿が見られて嬉しいですよ。
―― 今では最前線で活躍されている皆さんにも、就活していた時期があると思います。入社前の旭ダイヤのイメージと、実際に入社してわかった旭ダイヤの雰囲気や社風を教えてください。
私は就活していた頃、四季報などを使って旭ダイヤの経営状況を調べていたので、「業界シェアトップで安定した会社だな」と思っていました。一言で表現するなら「堅実な会社」かな。
私も堅い感じというか、良い意味で「伝統的な日本企業」だと思いましたね。
堅実な感じはありますね。でも、昔から旭ダイヤは自由に発言できる社風が特長。たとえば工場なら、若手が工場長にいろいろ意見を言っていますよ(笑)。
「あれやれ」「これやれ」と押し付けられることもないですね。
営業も自由に動けます。私は国内営業部に在籍していた1年目や2年目の時でも、「お客様の接待がしたいです」と言えばすぐに承諾がもらえました。
接待の内容や頻度にも、もちろん上限はありますが、お客様との関係構築のためなら、フレキシブルな対応や判断をしてくれますね。
工場でも「効率を上げるために一台数千万円の機械が必要です」と提案したら、「効率が上がるなら積極的に導入しよう!」とすぐにOKがもらえました(笑)。「そんなに高い機械は買うな!」と怒られることはありませんでしたね。
柔軟性がありますよね。私は英文科卒で理系とは縁がなかったのに、今やメタルの企画職です。自由な社風がなければ、こんな配属はなかなかない(笑)。それから「CADを習いたい」と言えば周囲の人がレクチャーしてくれたり、「写真を撮ってみたい」「計測してみたい」と言えばそれに関する仕事に挑戦させてくれたり。自分がやりたいことを発信すれば、本当に自由にやらせてもらえます。
「この人はこの作業しかやってはいけない」ではなく、その人が他の作業もやりたいならどんどん任せていますよね。最近は一つの分野に専門特化するよりも、社員一人ひとりが幅広い領域で力を発揮できる「多能工化」を進めていることもあり、自ら挑戦する意思を発信すれば、会社も積極的にお願いしていきます。
そうそう。だから自分から「これやりたい」と手をあげる人は、必然的に仕事が増えていく。周囲から頼りにされて、どんどん仕事を覚えて、また頼られて。これを繰り返すほど、大きく成長するんですよね。
―― 一人ひとりに自由や裁量があり、風通しの良い職場だと感じられます。
遠慮なく発言できる空気があるから、さまざまな人の意見を聞けることも当社の良さですね。
自分の若い頃を思い返すと、上司に無茶な提案をしていたものです。でも今は立場が逆転して、私が部下からいろいろな提案を寄せられている(笑)。そこは広い心で受け止めていきたいと思いますね。
たしかに、上司に提案しやすい雰囲気があります。提案に対して「じゃあやってみようか」となることが多いですし。
自分の意見を持ち、筋の通った話であればちゃんと耳を傾けてくれますし、頭ごなしに反対されることは少ないです。だから前向きな発想ができるんだと思いますよ。
私は上司に「責任は私が持つから、自由にやっていい。困った時はサポートする」と言われたことがあります。海外での仕事に挑戦する時、その一言が心の支えになりました。
特別なことではなくても、さり気なく支えてもらった瞬間は心に残るものですよね。上司・部下に関わらず、助け合う関係がしっかり築かれていると感じます。
同感です。私も以前、思うように仕事ができなかった時、「A.Aさんがいなかったら仕事が回らないですよ!」と周囲から励ましの声を掛けてもらいました。自分が役に立っていることを実感し、嬉しかったですね。これまで頑張ってきた甲斐があったと思いました。
A.Aさんの職場はまだ女性社員が少ないですよね。旭ダイヤは女性の採用を積極的に行っているところだけど、女性の働きやすさについてどう思う?
私は働きやすいと思っています。私が在籍する第一製造部には約50名の社員がいますが、女性は私を含めて正社員が3名、派遣社員が3~4名で、配属当初は男性社員の多さに驚きました(笑)。でも男性社員は女性社員に思いやりを持って接してくれるので、特に困ることはありません。
2回産休を取得してから復帰した女性社員もいますよね。
そうなんです。だから結婚したり育児が始まったりしても、腰を据えて働ける環境だと思いますね。
―― 最後に、就活生の皆さんにアドバイスやメッセージをお願いします。
最近面接でお会いする学生さんのなかには、まるでマニュアル本に書かれてある通りの回答をする人が少なくありません。ですがこの座談会でも話があったように、旭ダイヤは自分が望めば多くの挑戦ができる会社です。マニュアルから脱却し、自分の意見を持って堂々と発信してくれる学生さんにお会いしたいですね。
そうですね。当社はやる気と自律性を持って仕事に取り組めば、きちんと評価してくれる会社です。そんな学生さんにぜひ来ていただきたいと思います。
自由な社風と言っても、最初はつきっきりで先輩が教えてくれますし、何か困ったことがあれば必ず先輩がサポートしてくれます。親身になって後輩の相談にのる、面倒見の良い社員が多い。アットホームな会社で働きたい人にぴったりな環境なのではないでしょうか。
そうそう、すごくアットホームですよね!今時珍しくクリスマスに会社がケーキをプレゼントしてくれるし、子どもが小学校に入学する時にはとランドセルを支給してくれますから(笑)。
社長の方針でもありますが、「人は財産」と考えて社員一人ひとりを家族の一員のように想ってくれますから、離職率も低い。長く勤められる良い会社だと思いますね。
私もそれを日々実感します。部署の垣根もなく、正社員やパートなども区別せず皆さんフレンドリーです。夏祭りや飲み会など、あまりご一緒する機会のなかった部署や支店の社員が気軽に集まり、ワイワイ盛り上がることも珍しくありません。すごく楽しい会社だと思います。
―― 職場の自由であたたかな雰囲気や、厳しくも楽しい仕事のリアルを知ることができました。
皆さんは引き続き、会話とお食事を楽しんでください!本日はありがとうございました。